ここは、ロサンゼルスで観光客に非常に人気のある「ポールスミスのピンクの壁」。
ロサンゼルスを代表するショッピングストリートであるメルローズアベニューにあり、
コロナ禍以前はいつ行ってもインスタ映えの写真を撮る人々で溢れていました。
ですが、現在は誰一人として写真を撮っている人はいません。

メルローズアベニューやアボットキニーブルバードといった通りは若者に人気のストリートで、
セレクトショップやおしゃれなカフェ・レストランが軒を連ねています。
通りを散策するだけでも楽しく、コロナ禍以前は多くの観光客や地元の客で賑わっていました。

しかし、今では立ち退いた店が目立ち、恐らく全体の2～3割は立ち退いているのではないでしょうか。
「For Lease（テナント募集）」のサインをあちらこちらで見かけるようになりました。

 

 

 

 

 

 

小売店は、3月19日の自宅待機令の発令とともに営業停止を余儀なくされました。
その後、約2ヶ月間店を開けることが出来ない状況が続きましたが、
5月の終わりにようやく営業が許可されました。
しかし、奇しくもBlack Lives Matterの抗議活動と重なり、
そのときに抗議活動に便乗して発生した暴動により多くの店舗が荒らされてしまったのです。

特にメルローズアベニューは被害が大きく、店舗の商品が全て奪われたお店もあります。
いつも行列が絶えなかったお店やレストランでさえリオープンが叶わず、
閉店した店舗には落書きだけが残された場所が散見されています。

 

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